訪問リハビリテーション日記

訪問リハビリテーションの仕事をしています。仕事をしていて考えたことを日々書いています。

悲嘆してばかりはいられない、明るい未来

医療保険や介護保険に関わっているとどうしても将来の見通しでは暗いニュースばかりになってしまう。 少子高齢化、人口減少、社会保障費の増大、人手不足、etc. しかしちょっと視野を広げると明るい未来、ワクワクする未来も待っていそうだ。なかでも自動運…

療法士だって基礎教養はあった方が良い

療法士になってからの初めの数年はとにかくいろんな研修会やセミナーに参加した。臨床に出ていざ患者さん前にすると、あの技術を身につければ治せるんじゃあないかとか無駄に夢を見てしまっていた。それで人気の研修会ともなると、受講するのに抽選をパスし…

訪問看護での療法士はグレイな存在なのか

訪問看護ステーションでの療法士の存在については厚生労働省のウェブサイトにもはっきりとこう書かれれいる。 訪問看護ステーションからの理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士(以下、理学療法士等という。)による訪問看護は、その訪問が看護業務の一環と…

名前と経験でお客さんを得られるか?

リハビリテーション療法士で仕事場を変えたいと思った時、入職希望先の履歴書等にこれまでの経歴や管理職経験等をほとんどの人たちが書くと思うが、大部分の採用担当者はそれらに価値を置くことはないだろう。かえってそういった大々的な経験は煙たがられる…

仕事上での喜び

訪問リハビリテーションの患者さんはほとんどがリハ病院を経てきた方たちである。そのため維持期と呼ばれる患者さんであり、大きな回復というのは難しい人たちが多い。したがって訪問リハビリテーションをやっていても、大きな手応えや成果を実感できるのは…

退職金出ない会社に勤めた時のマインドセット

私が現在勤務している訪問看護事業所には退職金制度はない。これは採用前にも説明されていたので私自身は自前で退職金に相当するお金を60歳〜65歳時に用意できるよう貯金と投資を行っている。 日本人の平均寿命が80歳〜90歳になり、定年後の人生が15〜30年と…

自主練習を禁じる療法士もいるがそれで本当に良いのか?

脳卒中の患者さんの訪問リハビリテーションを行っていると、病院からのリハビリテーションサマリーに時々こう書かれている事がある。 「○○さんは筋緊張が高まってしまう傾向があるので、自主練習を頑張り過ぎないように伝えてます」 こういう類の事を言う療…

リハビリテーション以外の仕事

私は小さな訪問看護ステーションで働いているので、リハビリテーションの仕事以外にもするべき仕事がある。 まずは営業である。病院とは違い、ケアマネージャーや保健師などから患者さんの紹介がないと同仕様もない。時々事業所のホームページを見て直接電話…

いろんな人生

医療や介護職では家族関係なども含めて患者さんの生活歴も情報として得る。そうして感じるのは本当にいろんな人生があるということ。おそらく自分自身の人生も他人から見ると変わった人生に映るのだろう。第三者として他の人の人生を見ると余計に興味深く感…

指が動いた!

訪問リハビリテーションでは数こそ多くはないがリハビリテーション病院退院後も引き続き脳卒中後の上肢や手指のリハビリテーションを行いたいという患者さんがいる。 脳卒中後の手のリハビリテーションに関してはどうしても回復が難しい場合が多い。それは足…

認知症患者さんの表情を読む

訪問リハビリテーションで担当する患者さんのお宅について、まず無意識に注意しているのはその患者さんの表情や声色だ。特に認知症の患者さんではその日の状態がはっきりと分かることがあるので重要である。 以前にも訪問するといつもに比べて表情がこわばっ…

AもBも大事

確か茂木健一郎さんの言葉だったがように思うが印象に残っているものがある。 「ある物事Aとある物事Bがあった場合、AかBかどちらが大切かというのは意味がない。AもBも大切だとすることが重要」 「取捨選択」や「選択と集中」というようにどうしても私たち…

4月1日から医療費助成制度が変わる

私の勤務している地域では、4月1日から医療費助成制度が変わる。身体障がい者手帳の1級・2級をもつ患者さん等の訪問看護や訪問リハビリテーションではこれまでなかなか複雑な制度であった。 例えばこんな事例があった。身体がい者手帳の1級・2級をもつ…

訪問看護従事者ができる体調管理とは

大寒波が続き、訪問看護やリハビリテーションに従事する者にとっては厳しい日々だ。朝礼では「皆さん体調管理をしっかりして下さい」などと当たり障りのない言葉が聞かれる。しかし訪問の仕事は、移動中は寒く、患者さん宅では暖かいという大きな気温変化の…

患者さんの喫煙

訪問リハビリテーションで担当する患者さんで喫煙者は1割にも満たないがいるのはいる。また患者さん本人は喫煙しないものの同居家族が喫煙するという場合も少なからずいる。 世間一般では喫煙が体にとっては百害あって一理なしであり、受動喫煙自体も著しく…

国が決める流れの良し悪し

医療保険も介護保険もその制度や内容は基本的には国が決めていく。民間からのヒアリングというものもあるが微力である。そしてその流れに従って医療や介護に関わる私達は仕事をし、今後国がどのように考えて入るかを考慮しながら経営方針を立てていく。特に…

リハビリテーションの醍醐味

病院ではICU等に入院している患者さんの早期リハビリテーションが医師の支持のもと日常的に行われている。そういった患者さんは血圧や呼吸状態の変動、突然の頻脈などバイタルが不安定で、それらを確認しながら座位から立位、そして車いす等へと活動性を上げ…

維持期とフィジカルアセスメント

訪問リハビリテーションに行っていると患者さんの呼吸状態の異変や、医師に診察してもらった方がいい痛みがあることなどに出会う。 患者さんの中には療法士の訪問をあくまでもリハビリテーション、つまり運動を行うものとしてのみ捉えている方々もいる。しか…

それぞれの業界の常識

時々、医療職は世間一般の常識が欠けているなどという言葉を聞く。しかも他業種だけではなく同業者からも聞くから始末が悪い。 確かに医療職一部は世間一般からは遠く離れた態度や言動をとる人間がいる。しかしそれは医療職に限ったことではなく、他の業界の…

どうやって働きるづけるか

定年はなくなる 生涯現役だけが安心老後の道(橘玲)|マネー研究所|NIKKEI STYLE 人口減少、超高齢化社会、長寿社会という流れの中で年金について将来の支給額や受給年齢を不安に思う気持ちは嫌でもある。訪問看護やリハビリテーションでは生活保護の患者…

圧迫骨折について

圧迫骨折の患者さんには病院では出会う事が多かったが、訪問リハビリテーションでは担当する事は少なくなった。しかし時折腰の痛みを訴える患者さんの中でもしかすると「圧迫骨折」かもしれないので、早急に医師の診察を受けた方に遭遇することがある。 通常…

脳卒中の足のリハビリテーション

先日は脳卒中の手のリハビリテーションについて書いたので今日は足のリハビリテーションについて書きたい。 訪問リハビリテーションの患者さんでも足のリハビリテーション(下肢筋力増強、立位訓練、歩行訓練など)は手に比べて圧倒的に多い。患者さんは急性期…

脳卒中の手のリハビリテーション

訪問リハビリテーションでは圧倒的に足のリハビリテーション(筋肉改善、立位の安定性口上、歩行訓練など)が依頼としては多い。そんな中、時折ではあるが脳卒中後の手のリハビリテーション依頼もある。 手の場合、急性期病気から回復期病院でいろいろリハビリ…

人生を生きる

大江千里、47歳で始めた僕の「ライフ・シフト」 | ワークスタイル | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準 この記事は読んでいてワクワクし、自分も何かしたいと思わせてくれた。そして何よりも生きる事は大変だが楽しいこと、肩の力を抜いて大きな視野を…

友だちとお茶する時間を

夫婦二人の生活でどちらかが病気になった時どこまで介護ができ、どこまで一緒に暮らし続けることが出来るのか、そういったことを考えさせてくれる機会は多い。訪問リハビリテーションで担当する患者さんにも夫婦二人での生活という方はたくさんいるからだ。 …

数年後に来るかも知れない変化

Amazon, Berkshire and JPMorgan Chase to partner on health care アマゾン、バークシャー、JPモルガンがヘルスケア企業を設立へ (Bloomberg) - Yahoo!ニュース 世界の企業のトップ10に入る、「アマゾン」、「バークシャーハサウェイ」、「JPモルガン・…

聖人ではいられない

リハビリテーションをしていてどうしても合わないなという患者さんや家族はいる。 患者さんついては暴力や暴言のある患者さん。リハビリテーション医からは、そういった問題のある患者さんの言動は、高次脳機能障害や認知症、精神疾患など病気によって起こっ…

喫煙率8割の時代

訪問リハビリテーションの患者さんで最近増えているのが肺気腫の方である。慢性閉塞性肺疾患いわゆるCOPDの患者さんである。 COPDの最大の原因は「喫煙」である。喫煙者の15〜20%が発症するそうである。 慢性閉塞性肺疾患(COPD)|一般社団法人日本呼吸器学…

介護保険サービスの地域差問題

2017年の東京、名古屋、大阪の3大都市圏における人口流出入は東京のみ転入増加で他は転出増加であった。要するに東京圏以外ではほぼ軒並み人口(日本人)が減っているという事である。統計結果によると市町村のうち7割以上が転出超過である。 統計局ホームペー…

寒さの身体への影響

本当はもっと文献等を調べたいところだが、最近立て続けに経験したので気になった。 先週の寒波は10年に一度と呼ばれるくらいのものだった。その前から急な冷え込みがあり、ちょうどその頃から訪問リハビリテーションでの患者さんから身体の動かしにくさや痛…