いつだって「クールヘッドにウォームハート」を忘れないように

私たちは仕事でも日常生活でもいろいろな人と望もうと望まずとも関わっていきます。そのような中で嬉しいことや、楽しいことばかりならいいのですが、どうしても悲しいこと、怒りを覚えることも同様にあります。 私事ですが、怒りや悲しみの感情は結構表に出…

介護保険の改定から3ヵ月が経った現状

陰惨な状況 2018年4月からの介護保険制度の改定により最低3ヵ月に1度は訪問看護ステーションから看護師が患者を訪問して状態把握をしなければならないことになりました。看護師がメインのサービスとなっているステーションではなんら影響のないこの改定です…

お金を得るための手段を本業ただひとつだけにしないこと

商売としてのリハビリテーション 現在私は訪問看護ステーションに籍を置き、患者さん宅を訪問してリハビリテーションを提供してお金を稼いでいます。言うなれば患者さんと療法士との関係は、お客さんと商売人との関係です。しかし一般的な商売とは大きく異な…

受動喫煙は絶対に避けたいが、訪問サービスでは困難

受動喫煙の知識 「受動喫煙」という言葉は社会でもかなり浸透しています。喫煙について分かりやすく医学的な面から説明されているのは、亀田総合病院で有名なこちらのウェブサイトです。 www.kameda.com こちらのサイトから「受動喫煙」について引用させても…

リハビリテーションは「なんでも屋」ではない

進行していく症状かどうか 脳卒中や骨折後のリハビリテーションと認知症患者さんのリハビリテーションとでは、大きな違いがあります。それは脳卒中や骨折が基本的に症状が固定しているのに対して、認知症は症状が進行していくという点です。そのため先月、先…

働き続けるための準備をする

働くことが楽しく感じる時 子どもの学校行事や家庭の事情で時々いつもの勤務時間よりも早く帰る事があります。1時間早く帰るだけで気持ちの問題かもしれないけれど疲れ具合が違います。まず晩に家で過ごす時間に余裕が出てくる。また今日はいつもより早く帰…

「仮想の敵」という考え方

「仮想敵国」という言葉があります。作戦や計画を練る際に仮の敵として想定する相手のことです。具体的な相手がある方が作戦や計画もより具体的にまとめあげられ、関わる人が多くても最終的目標があるためブレを防ぐことができるのでしょう。 さて、そういう…

地震時に訪問看護でできること

地震が起きた時 今日は通勤時間帯に大阪府で大きな地震がありました。私も地震や台風の直撃等を経験したことがあります。こういった時訪問看護ステーションではどういったことができるのでしょうか?マニュアル等では患者さんの安否確認等が用意されています…

「抗命権」というものがあるらしい

辞めていくスタッフ 訪問看護ステーションという小さな職場においても意思伝達というのはなかなか上手くいきません。経営者や上司の意図が正確に伝わらず、辞めていくスタッフも少なくありませんでした。 問題は日本独特のコミュニケーション しかしこれはど…

お金の不安からできるだけ解放されるために

消えないお金の不安 前回の日記では私が行っている確定拠出年金(iDeCo)について書きました。 satomino-you.hatenablog.com 現在働く主な理由は毎日の生活や子どもの教育のためです。そして目先の将来に対して多少の貯金をします。それでもお金の不安はいっ…

確定拠出型年金(iDeCo)を始めて約3年の結果

確定拠出型年金を始めて3年ほどが経ちました 将来お金の心配からできるだけ解放された生活をしたいと思って、始めたものに確定拠出型年金があります。今では”iDeCo”という愛称もつけられ、多くの証券会社や銀行などが扱っています。しかし私が始めた当初は…

訪問看護ステーションの看護師不足の理由

訪問看護ステーションを去った看護師 先日訪問看護ステーションで看護師として働いている方から聞いた話です。今はもう訪問看護の仕事には就いていないのですが自身の経験談を話してもらい、私としては考えさせられるものがありました。その看護師の勤務して…

手の仕組み〜リハビリテーションの立場から

手の解剖学を少し知れば、脳卒中の後遺症で指が曲がった状態で固くなった患者さんや指がわずかに動く患者さに直ぐに役立てるので簡単にまとめてみます。 手の解剖 まずは指の解剖学をシンプルに説明します。指を曲げる筋肉は主に肘の辺りから各指先へと長く…

思考の枠組を取り外してもっと楽に生きる

私たちの世界は進歩しているのか 「抗加齢治療」というものがあれば世の中はどう変わるだろうか?今目の前にある現実がもっと大きく変わることができるとすれば、私たちはいったいどんな変化を望むだろうか?例えばスマートフォンやIT技術の進歩により大きく…

「生き物」としての絶対法則を忘れないで!

しっかりと食べられていますか? 訪問リハビリテーションに行っていて、それまで寝たきり状態の人のリハビリテーションをすることもあります。そしてその目標として、「筋力をつけて立てるようにして欲しい」と言われることがあります。しかし、どう見ても食…

片手で料理ができますか?

BBCのウェブサイトで紹介されていたベルギーからの映像です。20代後半で脳卒中になった彼女は左手だけで料理をする練習をしています。 全く同じものでもここが違う 映像に出てくる片手用の調理器具は日本でも脳卒中の患者さんに一般的に使われているものです…

自分の弱さを知って歩き続ける

療法士は専門職であり、自分の腕で生きていくという職人的な気持ちを持っています。しかし医師や看護師とは違い、いつでもどこでも求められて働くことができるかというと年齢を重ねるごとに新しい職場へ移るということは難しくなるのが現実です。専門職では…

腰痛の難しさ

腰痛は疾患名ではない 腰痛の訴えというのは訪問リハビリテーションに行っている患者さんの中でもよく聞きます。ただ腰痛は疾患名ではありません。腰痛を引き起こしている原因は何かを調べ、診断名をつけるのは医師にしかできない仕事なのです。 療法士であ…

絶対に読むべきリハビリテーションの本

研修に行きまくり、本を買いまくった時期 療法士になってからしばらくは手当たり次第に研修会に行き、リハビリテーション関連の書籍を買い漁りました。今思い返せば、独身でまだ実家暮らしだから出来ていた特別な時期です。学校卒業後、病院で実際に働き始め…

介護危機の本当の話

これからの「高齢化」の本当の問題とは 東京一極集中の功罪(下) 本格的な介護危機 間近に: 日本経済新聞r.nikkei.com 「本格的な介護危機」というショッキングなタイトルです。この記事で興味深かったのは、「高齢化」という言葉を深堀し、「高齢者の高齢化…

人は怒鳴られて成長するか?

ある日聞こえてきた怒声 先日子どもを学童保育に迎えに行った時の話です。学校の体育館から怒声が聞こえるふと見ると、バスケットボールクラブが練習中でした。怒鳴り声はその監督者が子ども達に指導しているときのもの。子どもたちは一生懸命にその怒声に耳…

オンライン診療

ようやく本格的にITを利用し始めたサービス産業 駿台グループ、オンライン家庭教師サービス「manabo」を買収 | TechCrunch Japanjp.techcrunch.com オンラインでの家庭教師サービスが勢いを増している。一方で医療においてもオンライン診療が進んでいる。 遠…

やる気は出すもの、出させるものではない

リハビリテーションには患者さんの能動的な行動が必要 リハビリテーションは薬や手術等とは違い、基本的に患者さん自らが能動的にならない限り成り立たない。そのためある程度の「やる気」がないと継続してリハビリテーションを行うのは困難なのが現実だ。短…

体の不思議な現象

人体のもつ不思議な現象 脳梗塞や脳出血の影響で重度な運動麻痺を経た患者さんに時どき見られる不思議な現象がある。 肩の痛み 弛緩性の全く力が入らない患者さんに多いのが麻痺した側の肩の痛みだ。患者さんによると発症から1〜2ヶ月に強い肩の痛みがあった…

老後について考える

老後の問題 老後について考えようとする時まずはお金の問題になってしまう。そしてそれに備えるために貯金をしたり、保険に入ったりする。老後の暮らしに困らないようにするために。 老後のことは現在の延長線上では考えられない しかし長寿化しているとはい…

ボタンを押せない患者さんの呼び出しブザー製作

在宅での第一選択 ALSや頸髄損傷をはじめとした筋力低下、特に手指の筋に大きな筋力低下が起きてしまった場合、在宅では介護してくれる人を呼ぶためのブザーが必要になることがある。種々の手続きを経て、スイッチ関連の福祉用具やナースコール機器の補助が…

キーマンを見つけろ

関わる人たちがとにかく多い 小児の訪問リハビリテーションに行っていると、その子に関わっている人たちの多さを知る。親、学校、病院、訪問看護そして自治体(子育て支援課など)。それらの全ての職種がコミュニケーションをとり、その子を支援出来れば良い…

作ってもらった食事にケチをつけたら終わり

毎日の料理は本当にたいへん 最近の夫婦では共働きも普通で、夫が家事の一部をするようになってきている。かくいう私も役割分担をしながらたまには夕食を作ったりもする。その時に一番ショックというか、作る気持ちを削がれるのは、作った料理についてケチを…

90代での積極的なリハは可能か?

90代の人の筋力の改善は可能か? 長寿化の中、訪問リハビリテーションで行く患者さんの中には90代の人も少なくない。しかしそのくらいの年になると認知症もあったり、覚醒状態にもないがあったりで家族やケアマネージャーが望んでいる、筋力の改善やADLの…

少しでも将来の生活を楽にするために

将来のお金の問題をできるだけなくしたい このブログでは医療や介護の仕事に雇われの身として働いている限り給与の大きな増加は現実的ではない(医師を除いて)ことを何度か書いてきている。それでも何とかして将来の暮らしを楽なものにしたいと思いあれこれ…