訪問リハビリテーション日記

訪問リハビリテーションの仕事をしています。仕事をしていて考えたことを日々書いています。

訓練室でのリハと訪問リハとの違い

より生活に密着したリハビリテーションを患者さんの実際に生活している自宅で提供できるという事が訪問リハビリテーションのメリットのひとつに挙げられることが多い。しかし今回は訓練室でのリハビリテーションだからこそ可能なメリットを考えさせられたの…

どう生きるかを考える

訪問リハビリテーションを行っている私はあくまでもお金を稼ぐための仕事として患者さんその家族と関わっている。だから患者さんに必要な様々なことにも少々は我慢できている。しかし一歩距離を置いて、もしもそれが自分の家族ならばと考えるとその少々なこ…

リハビリテーション専門医

私は療法士として3ヶ所の病院で働かせてもらったが有り難いことにいずれの病院でもリハビリテーション専門医がいて一緒に働くことが出来た。今となって振り返ると、リハビリテーションについての知識や熱意を持っている医師はリハビリテーション専門医以外に…

いろいろ質問してもらえる有難さ

訪問リハビリテーションに行っていて、患者さんからなぜそうの動作が出来ないか?やどういう自主練習が良いか?を聞かれることは少ない。どちらかというと全てお任せという患者さんが多いのは事実である。しかし時々上記のような質問を自分自身が納得するま…

賞与はありません

「ボーナス」の話題が出る時期である。ところが私は今の訪問看護事業所勤めて5年以上が経つがその間は夏冬通して賞与といったものを受け取ったことはない。収入は毎月の給与のみである。 もちろん入職時の説明で賞与が売上次第であると聞いていたので初めか…

年賀状は必要か?

私の勤めている訪問看護ステーションでは患者さんに毎年年賀状を送っている。そのためこの時期になると患者さんの洩れがないか、住所変更がないか、喪中ではないか等をチェックさせられている。 忙しいというのを理由にしたくはないが、年々この年賀状を出す…

小児の訪問リハ〜知能について

生れた時に何らかのトラブルがあり、脳に障がいをもった子どものリハビリテーションでは注意していることがある。それはその子の知的能力についてである。 病院や療育センターなどのではその子どもについてカルテ等から多くの情報を得ることが出来る。一方で…

この季節になると腰痛が

12月に入り寒さも日に日に増してきた。私自身寒さに弱く、毎年冬になると腰痛が出てくる。日常生活に支障をきたすほどの痛みではなく、下肢痛やしびれ等も伴わないので、意思の診察を受けなければならない種類の腰痛ではない。恐らくは寒さから体温を維持し…

迷信に惑わされないで

先日インフルエンザの予防接種を行った。今年のインフルエンザワクチンは製造量が少なかったり、製造の遅れがあっりでテレビニュースや新聞でそのことが報じられた。 インフルワクチン、過去5年で最少に 厚労省「1回接種」推奨: 日本経済新聞 そういった話と…

健康診断はしっかりやって欲しい

勤めていると、年に一度何らかの健康診断があることが多い。病院に勤めていた時にはちょっとした空き時間に採血やレントゲンに行っていた。この時の勤め先は割と大きな規模の病院で研修医も沢山いて、職員は採血の練習台になることもあった。採血で何度か失…

訪問リハビリテーションの終了

訪問リハビリテーションでは終了のタイミングをどうするかに悩む。 有料老人ホームで暮らしていた患者さんが転倒し、骨折後の訪問リハビリテーションが開始になったことを考える。通常ならば手術し、急性期リハを行い、そのまま退院するかリハビリテーション…

風邪をひいたことがないそうな

訪問リハビリテーションの患者さんで時々いるのがこの数十年間風邪をひいたことがないという方々である。 インフルエンザの流行りだす時期が近づいたので、予防接種を受けたという話題になることが多い。結構な割合で大病してから入院期間中に予防接種をし、…

車運転を誰が止められるか

高齢ドライバーの事故をニュースで報じられることが少なくない。大きな病気を経たあとでも可能ならば運転することに問題はない。しかし周囲から判断して車の運転はやめた方がいいという場合もまたある。 訪問リハビリテーションでもそのような症例を何例か経…

貼り薬によるかぶれ

訪問リハビリテーションで担当する患者さんの多くが消炎鎮痛薬として貼り薬を処方されている。そして患者さんの中には貼っている部位の痒みを訴え、見せてもらうと細かな傷や発赤が見られる事がある。痒みのために指で引っ掻いた跡である。なるべく爪でかか…

喫煙ってどうなんだろうか

喫煙はもちろん、受動喫煙も百害である。しかし訪問リハビリテーションで訪問する中でも患者本人が喫煙しているケース、患者家族が喫煙しているケーススタディはそう珍しくないのが残念なところである。 一応喫煙が体には良くないことは伝えるが、これは中毒…

血痰?

以前訪問していた患者さんの話である。訪問すると、「昨日の晩から体調不良が悪くて、血の混じった痰が出た。食事も出来ていない」と。 見ると意識ははっきりしている。歩いてトイレにも行けている。でもこの患者さん、重い心疾患を既往歴にもっている。更に…

トイレの問題

訪問リハビリテーションで困ることのひとつが急なトイレをもよおした時である。患者さんのお宅のトイレを借りれれば良いのだが、なるべくならそれは避けたい。ある程度の信頼関係やら親しさが患者さんとの間にあれば最終手段としてトイレを借りることは可能…

患者さんの外出

脳卒中で入手し、リハビリテーション病院を経て自宅に戻ってきた患者さんの多くは初め家の外から出るのを躊躇する。自分の今の姿を近所に見られたくないというのが一番の理由のようである。次に外出というのがこれまで入手生活が続いてきた体には相当負担で…

パルスオキシメーターへの信頼度

訪問リハビリテーションで訪問する際に、血圧は必ず測定する。そして患者さんの病気やその日の状態によってはパルスオキシメーターを使って経皮的動脈血酸素飽和度(spo2)を測定することがある。 私が訪問リハビリテーションで持ち歩いているパルスオキシメー…

フィジカルアセスメント

訪問リハビリテーションでは患者さんの痛みの訴えに遭遇することがある。腹部や胸部、頭部等は看護師に協力を求めたり、医師に報告したりする。 一方でバランスを崩して転倒してからどこそこの手や足が痛いとなった時は療法士にもしっかりとフィジカルアセス…

運動能力の影響

リハビリテーションを行なっている時、ひとつの目標はある動作が出来るようになることである。それは寝返り、立ち上がり、あるいは歩行であったりする。その動作訓練を行うにあたって、単純に言われた動作を繰り返す人と、動作する毎に何かしら考えて行う人…

リハビリテーションの研修会

これまでいろいろな種類のリハビリテーション関連研修会に参加してきたが最近はまったく参加することがなくなった。 その理由の大きなものが、お金と時間がないということである。子どもがいない頃は金銭的にも時間的にも余裕があったが、子どもが生まれてか…

終の住みかについて

訪問リハビリテーションの患者さんで最近増加傾向なのは、高齢者専用賃貸住宅(高専賃)や老人ホームに住んでいる人たちである。一方でこれまで過ごした自宅で暮らしている患者さんはまだまだ多い。高専賃や老人ホームと従来の自宅で暮らしている人たちの違い…

失認タイプと失行タイプ

脳卒中のリハビリテーションを行なっている時に一筋縄で行かなくなるのが、運動麻痺だけではなく高次脳機能障害がある患者さんの場合だ。高次脳機能障害と言っても非常に多くの種類がある。急性期病院で働いていた頃は脳卒中の患者さんを担当するとまず何ら…

不都合な真実

残酷な「遺伝の真実」あなたの努力はなぜ報われないのか(安藤 寿康) | 現代ビジネス | 講談社(1/4) 知能と遺伝は大きく関係があること、音楽的才能や身体的特徴(身長や体重)は遺伝がさらに大きく関係することはもう大分前から分かっていることらしい。そ…

若いという事はいい事

「医療的ケア児」、診療報酬手厚く 訪問看護:朝日新聞デジタル 小児から90代の人まで年齢層広く訪問リハビリテーションで関わらせてもらっていることは本当にありがたいことだ。病気を抱えながらの生活について幅広い視野を得られるし、リハビリテーション…

男尊女卑な世界

女性が社会進出をして活躍するようになった。そして結婚し子どもができた後も夫と家事や育児を分担しながら暮らす家庭が当たり前になった(夫の家事や育児の割合はまだまだ低いが)。そういう環境で育ち、ごく自然に暮らしている私は、訪問リハビリテーション…

寝てたら起こす、起きたら座る、座ったら立つ

病気で働いていた時にリハビリテーション専門医から言われたことで今でも頭に強く残る言葉がある。 「寝てたら起こす、起きたら座らせる、座れたら立たせる、立てたら歩かせる、歩けたら走らせなさい」。 少々オーバーな表現もあるが、まさにその通りだと思…

年末調整の書類を書いていて思う

年末調整の季節が今年もやってきた。職場の人たちとは、そこまで詳しく話はしないものの、年末調整の時期は入っている生命保険等について話を少しすることがある。聞く限りは皆、何がしかの生命保険にはしっかり入っているようで、その保険料も結構なものだ…

シンプルさは重要

訪問リハビリテーションの勉強会に参加すると時々症例検討がある。そこで思うこことがある。理学療法の発表はひとつの例外除けば理解しやすい。もちろん専門用語などはあるが、考え方そのものの本質シンプルだ。どこの筋肉、関節等に問題があり、それによっ…