訪問リハビリテーション日記

訪問リハビリテーションの仕事をしています。仕事をしていて考えたことを日々書いています。

人生で初めて入院した経験

訪問リハで働き始めて数年後、人生で初めて入院した。正直患者として病院で1週間過ごすは本当に辛かった。

 

ちょうど残暑厳しい9月が終わる頃である。咳と痰が止まらなくなったので、職場近くのクリニックを受診し、風邪との診断で咳止めと抗生物質をもらって服用していた。

1週間ほどしても咳は止まらず、それどころかひどくなっており、熱も出始めた。

 

土日はほぼ自宅で寝込んだままの生活で、月曜日に朝には熱が下がったので、出勤したのだが昼頃から熱が上がってきた。会社を早退して、そのまま自宅近くの病院で夜診を受けることにした。その頃には咳と高熱でもう体はボロボロで、これは明日も出勤は無理だなと思って休みの連絡を入れておいた。

 

受診時に経緯を話し、血液検査も絶対にして欲しいとお願いした。その時の体温は39度でCRPは6。そして即胸部レントゲン、心電図検査を受けることになった。そして胸部レントゲンには明らかな肺炎像があり、そのまま入院治療の運びとなった。

 

ここまでで正直、体力を使い果たしていた。放射線室やら心電図検査室やらへの移動、受診までの待ち時間などは体温39度の体で行うには限界だった。

 

それから病棟に行って、院内規則やらの説明を朦朧とした中で受けて、すぐに抗生剤の点滴開始である。

その時には体温は41度と、聞いたこともない値になっており、なんでもいいからとにかく楽になりたかった。

 

次の日、担当の医師が来てくれ、治療方針を伝えてくれた。治療計画書や看護計画書などを初めて説明される立場になったが、細かいことはいいので、体を楽にして早く治してくださいという気持ちだけだった。

 

抗生物質が効き始めて、徐々に熱も下がり咳も落ち着いてきた。医師からは私にできることは、食事をしっかり取ることと安静にすることだと言われ、ただひたすらそれを守った。

しかし、徐々に気持ちの余裕が出てくると、昼間に寝ている自分、働けない自分がとてつもなく情けなく思えて仕方がなかった。入院することは必要なこととはいえ、精神的なダメージが強かった。

 

病院で働いていた時分には、風邪こそ引きはするも、ここまで悪くして入院することなんてなかった。

訪問では、移動中の暑さにさらされた後、患者さん宅で涼しい部屋で過ごし、再び猛暑の中を移動するという連続である。

そこにきての風邪であるから、体自他も抵抗力を失っていたのだろう。

 

夏は想像以上に体力を奪われるし、寒暖の気温差で働くことになるので、かなり厳しい環境での仕事であることは事実だ。

正直に言って、体調管理で何とかなるものではない。

もし、あなたが勤めようかと思っている職場の管理者なり経営者が、「訪問の仕事は、天候は大変だけど、皆なんとかやっているよ。慣れだよ。君も大丈夫」なんて言われても鵜呑みにしないように。

 

 

 

そこでできるアドバイスは、まず直射日光を

当たらないようにすること。

それから汗を拭いてから患者さん宅に入り冷房で体が冷えすぎないように注意すること。

夏バテでも、食事は十二分に食べて体力維持をはかること。

 

体調を崩して辞めていった同僚を何人か見てきて、自分も入院したからこそ、働けなくなることが精神的にかなりのダメージになって襲いかかって来ることを分かってもらいたい。