多民族を受け入れること

先日アメリカ合衆国で、白人至上主義者らの暴動がニュースであった。

 

合衆国というと、「人種のるつぼ」と学生の時に習った。そして現在でも様々な人種が共に社会を作っているという印象をもっている。

それでもこういった事件が現在私たちの目の前で起きている。

 

翻って、私の住む国を見た時、外国人観光客や労働者の数は増えている。

だから以前より日本にいても、多民族というものを多少なりとは意識する機会が増えてきた。

 

そしてこれから日本では、生産年齢人口がどんどん減っていき、しばらくの間高齢者人口が激増してくという現実が待っている。

その中で人手不足が言われて久しい医療や介護の世界でも他国からの労働者の受け入れが少しずつであるが進んでいる様子である。

 

私たちは今以上に多民族との生活が身近なものとなっていくだろう。そのような中で、不慣れな私たちは、同じ社会を作っていく人間として互いに敬意をもって過ごしていくことができるだろうか?

 

日本のこの医療・介護の世界で働いていると、高齢者の中には今の私たちとは違った旧来依然の価値観を持っている人たちに多く出会う。

その言葉を一般社会で言えば、現在では確実に「アウト」だろうと思える言葉を普通に発する人がいるのが現実である。

 

旧来の日本人の価値観ではこれから生きていけないのは、若い層であれ、高齢層であれ同様である。

より良い生活のために、私たちは変わっていかなければならないのである。