訪問にたずさわる看護師が増える方法

将来的には今ある職種の多くが人工知能に取って代わるらしい。

 

しかしもし完全自動運転の自動車が実用化されれば、訪問で働く看護師の数は今よりずっと増えるのではないかと思っている。

 

私の仕事はリハビリテーション療法士なので、看護師の訪問とはまた状況が大きく違う。

ただ、病院ではなく患者さん宅に訪問するという形は共通している。

その訪問という行為で一番辛いのが、移動である。今でも自動車移動のところはあるだろうが、駐車場の確保や小回りがきくことから原付バイクや電動自転車などで移動するところも少なくない。

それが嫌で訪問を避ける看護師も多い。何と言ってもその多くが女性であり、日差しや

寒さは体にこたえる。

また体力的にも辛い。

 

ところがもし自動運転が普及すれば、人工知能で渋滞のない最短距離で移動し、患者さん宅にいる時は勝手に近くの駐車場まで行って待機し、訪問終了予定時刻になればまた迎えに来てくれるのだ。

トイレに行きたい時も最も都合の良い場所にあるトイレのある店や施設まで運んでくれる。

 

出来るだけ早くに自動運転の車の実用化してくれればというのが、訪問の仕事に関わる人間の希望である。

が、裏を返せば「移動」というのがそれくらい辛いということである。

よっぽどの理由がなければ、雨に濡れることなく、夏は涼しく、冬は暖かい環境で働く方を選ぶのが必然。