訪問リハビリテーション日記

「まーきゃる」と言います。訪問リハビリテーションの仕事をしています。仕事をしていて考えたことを日々書いています。

訪問事業所での看護師数が伸び悩み

訪問看護事業所で働く看護師の数が伸び悩んでいるようだ。

 

私の印象であるが、現在のところ病院や診療所において訪問看護は、大きなメリットがあるようには思えない。


いくつか病院と訪問との違いを箇条書きしてみる。ただしあくまでも働く側からの人間として見た違いである(病院経営者の視点はわ私には分不相応)。

 

  • 病院では一箇所で集中して多くの患者さんにサービスを提供できる。訪問では場所移動があり、効率的に回ったとしても件数に限界がある
  • 医師や看護師なども多くおり、何かあったときにもサポートし合うことができる。訪問では基本ひとりで、何かあったときにもまずはひとりで対応しなければならない。
  • 病院は働くスタッフにとって雨や夏の暑さ、冬の寒さなど外の環境は影響しない。訪問では雨、暑さ寒さでも外を回って移動しなければならいし、事故の危険性もある。
  • 病院では夜勤がある。訪問では夜勤はない(24時間対応の必要性がある場合もあるが)。

 

これらのことから、この数年で私のいる訪問看護ステーションに働きに来た看護師は、子育てのため夜勤ができず、さらに子どもが休みである土日祝に休日が確実にとれる人たちが多かった。

そして、辞めていった看護師の多くの理由が

訪問での移動の過酷さとひとりで患者を看る不安、それに対して割に合わない給与であった。

 

療法士の立場から考えても、辞めるのはもっともだよなと思える。

現在働こうと思えば、場所は選ばずほぼどこでも働けるのが看護師を取り巻く状況である。しかも、病院によってはかなりの額の収入が約束されている。

 

したがって、本当に訪問看護ステーションで働く看護師の数をもっと増やすのは現状では難しいのだろう。

在宅医療をしたい!という強い気持ちをもっている看護師ではない限り、他の看護師にとって訪問看護というのは、インセンティブがとても少ないからだ。