他の療法士を批判しない

訪問リハビリテーションで担当している患者さんの中に時々、他の事業所や病院などからも療法士が違う日に訪問サービスを行っていることがある。そしてそういう患者さんからたまに「○○病院から来ているリハビリの人が言っていたのだけど・・・云々」と言われたことを私に話したり、またはそれについて質問されることがある。

 

その話の内容が明らかに間違っていて、それが患者さんにとって良くない方向に影響するときは私はそうは考えないと理由をしっかりと説明する。しかし話の内容がおかしい時でもそれが患者さんにとって特に何も影響しないようであれば、そうなんですかと聞き流すようにしている。そしてほとんどの場合聞き流すことが多い。

 

患者さんの前では彼ら・彼女らに関わっている他の療法士の批判やマイナスな言葉を発することはしたくない。そういった行為は患者さんの心を不安にさせたりするだけで何のメリットもないからだ。患者さんの方も各療法士の言うことや行うことを信じてサービスを受けている。また私自身も自分が絶対に正しいとも思っていない。違う考え方があったり、見逃しがあったのかもしれない。時間の都合上ほとんど会うことがない他の療法士の知識や技術を想像しながら、患者さんからの話を聞いている。