違う世界に住んでいる人がいる

訪問リハビリテーションでたまにその患者さんの子どもの話等になる。それを聞いていてホント、世間には自分とは全く違う世界に住んでいる人たちがいることを毎度知る。

 

子どもの結婚相手の家が富裕層(資産が少なくとも数億以上)で、マンションや一戸建を全額相手の親に購入してもらった、私立中学校に通う孫の学費は全て相手の親がはらっいる等。まともに聞いていていると、バカらしくてやってられない気持ちになったりもするから、そういう時はできるだけ聞き流すようにしている。ただこういう話を聞いていて実感するのは、金持ちは子そして孫へと絶えることなく引き継がれて行くということだ。

 

一方で訪問リハビリテーションで訪問する患者さんの中には生活保護の方もいる。あくまで私が訪問する数少ない中での印象だがそういう方の子もまた一見しただけで貧しさを感じさせることが多い。

 

”格差”という言葉はもうだいぶん前から耳にするが、金持ちは金持ちに、貧しい者は貧しい者に繋がっていくのを患者さんの話などから意識するようになった。そして自分自身も恐らくこのままでは生活に苦しむとまでは言わないまでも生きていくので精一杯な将来しかないと分かってきた。