寝てたら起こす、起きたら座る、座ったら立つ

病気で働いていた時にリハビリテーション専門医から言われたことで今でも頭に強く残る言葉がある。

 

「寝てたら起こす、起きたら座らせる、座れたら立たせる、立てたら歩かせる、歩けたら走らせなさい」。

 

少々オーバーな表現もあるが、まさにその通りだと思って今でも日々リハビリテーションを行っている。一つ一つの動作が次のステップアップには重要であるからこそ、その動作を細かく分析して必要な筋肉を働かせるように関わっている。上手く歩けない、立てないという患者さんがいて、どうして良いか途方に暮れる時はその先ほどの言葉を思い出し、一歩前の動作を行なってみてもらうことにしている。そうすると意外に見過ごしていた問題が見つかり、打開策が見つかったりする。

 

ゴチャゴチャ細かいアドバイスよりも、リハビリテーション専門医が私に話したようなシンプルなアドバイスの方が自分で考えることにも繋がりありがたいものとなる。