貼り薬によるかぶれ

訪問リハビリテーションで担当する患者さんの多くが消炎鎮痛薬として貼り薬を処方されている。そして患者さんの中には貼っている部位の痒みを訴え、見せてもらうと細かな傷や発赤が見られる事がある。痒みのために指で引っ掻いた跡である。なるべく爪でかかないようにしていても夜間寝ている間無意識に引っ掻いてしまっているようである。

 

痛みがあるので貼っているわけで、貼らないことを勧める訳にもいかない。とりあえず主治医に相談して見るように伝えている。正直な話、それくらいしか出来ない。痛み自体がなくなればいいのだろうが、慢性化した腰痛などは運動療法でとることはなかなか難しいのが現実である。

 

今気になっているのは、炎症が増悪してしまうことである。赤み、腫れ、熱が更に酷くなることは避けないといけない。まずは看護師に相談し、場合によっては皮膚科の医師の診察してもらう必要がある。貼り薬といえども患者さんによっては注意が必要である。