健康診断はしっかりやって欲しい

勤めていると、年に一度何らかの健康診断があることが多い。病院に勤めていた時にはちょっとした空き時間に採血やレントゲンに行っていた。この時の勤め先は割と大きな規模の病院で研修医も沢山いて、職員は採血の練習台になることもあった。採血で何度か失敗されて1週間ほど大きな内出血痕が消えなかったのは今となっては思い出である。

 

さて、今の勤務先は小さな訪問看護ステーションのため、職員健診は近くの病院なりクリニックなりを利用してきた。健康診断ともなると病院によってはベテランよりも若手(年齢ではなく、臨床での経験年数)をまわすためか信じられないミスに遭遇する。心電図検査を数回も「すみません、つけ直してやらせてもらいます」と体に貼る電極を付けたり、剥がしたりしながらさせられたことがある。同僚の中には採血検査の結果用紙を紛失したので、もう一度来て下さいと言われたものもいる。

 

その結果心電図所見で、問題があるので近いうちに病院受診をすべきだとの健康診断結果が返ってきた。不安になったので、結果用紙と紹介状を持って自宅近くの病院で循環器を受診した。しかす、心電図、心エコーとも問題なく医師の診察でも当然問題がなかった。診察した医師も首を傾げていた。まあ、問題がなかったのはいいことである。しかしこの時の受診料は10割負担で、けっこうな金額であった。

 

それ以来、職員健診の結果は半信半疑である。病気ではなく、健診だとしてもしっかりとした検査や診断をして欲しいものである。