賞与はありません

「ボーナス」の話題が出る時期である。ところが私は今の訪問看護事業所勤めて5年以上が経つがその間は夏冬通して賞与といったものを受け取ったことはない。収入は毎月の給与のみである。

 

もちろん入職時の説明で賞与が売上次第であると聞いていたので初めから賞与はないものとして働いていた。さらに退職金はないという説明も受けていた。それでも私としては訪問リハビリテーションしか他に働けそうな所がなかったので将来的な金銭についてどうすべきかいろいろ考えた。

 

まずは毎月の支出を抑えて貯金していくことは大前提として、貯金だけでは将来の資産は絶望的であることを再確認し、積立投資を行うことにした。そして共働きを継続出来るように家事や育児の分担を決めた。

 

それによって得ることも多かった。まず節約意識。次に投資や税金などの「お金」についての知識と経験。そして賞与も退職金もないことで、勤め先への過度な忠誠心はなくなり、気持ちは楽になった。

 

賞与も退職金もあった方が良いだろう。しかし人生には自分の力ではどうしようもないことがある。それに対して自分で可能な対策を考え実行することで、生きていく上でのたくましさをアラフォー世代になってもまだ成長させていくことが出来ることを実感している。