いろいろ質問してもらえる有難さ

訪問リハビリテーションに行っていて、患者さんからなぜそうの動作が出来ないか?やどういう自主練習が良いか?を聞かれることは少ない。どちらかというと全てお任せという患者さんが多いのは事実である。しかし時々上記のような質問を自分自身が納得するまで細かく聞いてこられる患者さんがいる。

 

私としてはこれでもかとしつこく質問されることはとても有難い。なぜならば、まず患者さんのリハビリテーションを通してこうなりたいという思いが伝わってくることで自分自身のサービスの重要性を実感出来るからだ。そして、一筋縄ではいかない質問に対してああだこうだと患者さんと一緒に考えて試すことで見過ごしていた問題点を見つけられたり、いい練習方法を見つけられたりするからである。そして何よりそういうふうな質問をされる患者さんは納得した上で、その自主練習メニューをリハビリテーションのない日にも続けられるからだ。

 

訪問リハビリテーションは1週間のうちの本の少しの時間である。それ以外の膨大な時間の中で何をするかということが重要となってくる。担当する療法士にあれこれと疑問をぶつけてくる事はそのための一歩でもある。