どう生きるかを考える

訪問リハビリテーションを行っている私はあくまでもお金を稼ぐための仕事として患者さんその家族と関わっている。だから患者さんに必要な様々なことにも少々は我慢できている。しかし一歩距離を置いて、もしもそれが自分の家族ならばと考えるとその少々なことは結構な負担になる可能性がある。

 

そうしたいろいろな経験をしてくると、ふと自分の老いについて考えることもある。 それで国の将来を考えるとどうしても見通しは明るくない。だから当然自分自身身は可能な限り自分自身でどうにかしていくしかないという結論になる。「国が○○○してくれない」とか、「政治が○○○すべきだ」という方向の考え方よりも、まずは自分達でどう防御策をたてられるか、どう老いて死んでいくのかをある程度考えるようになる。

 

今周りには従来の考え方のまま生きていく人と、これまでとは違う、より「個」としての生き方を目指す人とがいる。ちょうどその転換期に私は医療・介護のサービス業に携わっている。