訪問リハビリテーション日記

「まーきゃる」と言います。訪問リハビリテーションの仕事をしています。仕事をしていて考えたことを日々書いています。

病気は予防できるのか?

病気は予防できるのか?健康な人間が口にするように病気というものは本当に予防できるのだろうか?


「予防医学」

「病気になってしまってからそれを治すことより、病気になりにくい心身を作る。 病気を予防し、健康を維持する」という考え方
 wikipedia より


ここで大切なのは、「病気になりにくい心身を作る」という言葉だろう。「予防医学」というと病気そのものを「完全に予防できる」と思ってしまう。しかし、実際にはまだまだ原因自体はわかならないことが病気の大半ではないだろうか。病気を予防するという考え方自体は重要であるが、それが行き過ぎると病気になってしまったのはその人がきちんと予防する生活を送ってこなかったからだと錯覚してしまうようになる。

 

それを実感したのは自分の子どもがある病気に罹るという経験をした時だ。それまで風邪こそひいたりはしていたが、大病することなく育っていた。しかしある時、いつもと明らかに違う症状なので受診すると、これまでほとんど聞いた事もないような病気であることが分かり即入院となった。幸いにも医師や看護師たちのおかげで治癒し、これまでと同じような生活を送る事ができている。職業柄、手洗いや食事内容など毎日の生活の中では出来る限り病気を予防できると思える生活をしてきたつもりだったが、突然ふりかかった大病である。

 

よくよく考えてみると私がこれまで病院や訪問で担当してきた患者さんの多くが「こんな病気になるとは思ってもみなかった」という言葉を述べてきた。そしてほとんど全ての患者さんが突然襲ってきた大病で入院し、精神的にも「なぜ私が?」という気持ちの中で生きてきたのだ。そういう状況を考えてみると、「予防」するための行動は確かに大事だが、いつどういう状況で襲ってくるのか分からないものが「病気」というものだという気さえする。