人生100年時代の戦略

人生100年時代を本当に考えて行かなければならない時代になった。私が訪問リハビリテーションで担当する患者さんにも90代の方が増えてきている。

 

担当する患者さんが長生きしてもらうのは嬉しいことだが、さて自分自身を考えてみるとそれ相応の対策をとって生きていかなければ「貧困老人」になってしまうのは確実だ。

その理由の一つは勤め先に退職金制度がないこと。そして社会が少子高齢化の人口減少になっていく中で年金の受給額と受給年齢が今ほど充実することはまずないこと。そして何より長生きす可能性が高くなってきていることである。

 

そんな状況での私が取れる戦略は三つ。

1、共働きを維持する

療法士としての給与はすでに頭打ち状態で一般企業のように上がっていくことは考えられない。ましてやこれから医療費・介護費は何らかの形で減らされる一方である事を覚悟しなければならない。ならば夫婦共働きで世帯収入を増やすしかない。

 

2、細く長く働く

65歳はもちろん、80歳近くまではたとえ給与が減ったとしても働き続けて少しでも収入を得続ける事が大きな意味を成してくる。それが生きていく上での安心感と緊張感を与えてくれるからだ。そのためには無理し過ぎずに働ける環境で働くことが必要である。場合によっては週3日程の非常勤となってもどこまでも働き続けて収入を得なければならない。しがみつくのみ。

 

3、第二、第三の収入源を獲得する

副業と投資とで本業以外にも収入手段を確立することがかなり重要になる。本業とは全く違った分野でも収入を得られるなれなかなり心強い。

 

男だろうが女だろうが家事、育児、仕事をできるだけ楽にこなしながら長期戦を生きていく時代がすでに始まっている。