介護ロボットなんて実現しない

厚労省課長「介護ロボットが熱い!」 - 医療介護CBnews

 

まったくもって見当違いなビジョンである。

 

具体的には、夜勤業務の効率化のために、見守り機器を導入し、介護サービスを効果的に提供できるケースを新たに評価する方針。

 

はっきり言ってそんなことで夜勤業務はほとんど効率化されることはない。「見守り」だそうである。そんなモノ、ロボットでも何でもない。夜勤では不穏患者や利用者、とにかくナースコールを押して用事を済ませたい人たちが問題なのである。

 

ロボット導入には初期投資に見合う効果がなければならない。介護分野ならそれは人件費削減という面しかない。しかし人材が必要なのは「見守り」ではなく、トイレ介助や不定愁訴等への直接的な対応である。

 

それを実現させるロボット開発に製造会社が手がけるかと言えば、他の製造業を実現させるロボットへの開発の方が圧倒的に見込める利益が大きいので期待薄である。

 

おそらく将来的にはロボットや人工頭脳の進出によって人にしか出来ないあるいは残されていない仕事をするが介護分野の仕事となっているだろうという予想のほうがより現実的である。