ビットコインの話題が職場でも

ここ最近は良いニュースも悪いニュースも含めて「ビットコイン」の話題に事欠かない。それに合わせて職場でもビットコインの話を職員がし始めた。職員ではその話題には全く加わらないが、私自身も実は昨年の8月にビットコインをそれなりの額購入した。

 

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そんな私も10月にはもう全額売り払った(幾分か利益はあったので、確定申告も今年はじめてする)。その理由は上ニュースと同じである。ビットコイン価格の上下が激しく、毎日気になって仕方がなかった。徐々に頭の中がビットコインの価格だけに占領し始め、気が気ではない日々である。

 

小さな訪問看護ステーションで働いていると、給与はすでに頭打ち状態で、賞与もわずか、退職金は当然の如くない。その状況は認識した上で働き始めたので文句はない。それでも時々将来の事を心配したり、欲しいモノが出てきたり、子どもの教育のこと等を考えると、もっとお金を稼ぐ必要があるなと不安に駆られる。ビットコインがそういう私の欲望にピッタリだったのだ。

 

それでも日々何かに頭の中がいっぱいになり、過ごす日々は少なくとも空に困らない生活を送れている今を不幸にしていると分かった。

相場があまりに高くなった時に私は、ビットコインを注視して数字だけに胸を騒がせるような人たちの1人にはなりたくないと言ったんです。

 

まさに先程の記事で紹介されている人と同じである。将来のお金の心配から解放されるどころか、現在のお金の心配で不幸になっていた。

 

ただ私自身は療法士の仕事だけではやはりお金の問題が近い将来来ると予想しているので、「投資」と「副職」は必要だと思っている。どういった方法ならば一喜一憂なしにコツコツと資産を増やせるのか考えるのは楽しいし、将来への無意味な不安もやわらげる事ができ、何よりも現実を客観的に見つめ直す事が出来る。