夫婦の家事時間

100年時代がもはや珍しくないように思われ、それに伴い働き続けられられる間は働き続け、更に共働きを達成することが1つの最適解となってきた。

 

「働き続ける」&「共働き」ということを考える場合、問題になるのが「家事」や「炊事」を誰が行うかということである。これまでは夫婦であれば女性が家事を行い、夫が外で稼いでくるという役割分担があったが、時代の流れは明らかに変わった。女性も働き男性も働く、そして女性だけでなく男性も家事を行うことがそれに伴って必要となった。
しかし現状をみてみると、少しずつ男性の家事時間は増えているが、まだまだ女性の家事時間は男性に比べ圧倒的に多い。

 


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 より

 

「共働きで働き続ける」という事は、もはや出来たらいいなという状況ではなく、そうしなくては今まで通りの生活を送っていけないという状況である。しかし残業で9、10時頃に自宅に帰るという働き方ではその後家事をする体力も気力もほとんどない。また全ての家事を毎日人の力で行っていても積み重なるとかなりの労力である。「共働きで働き続ける」ことを実現するためには、家事・炊事の分担、可能な限りの定時勤務、食器洗い機・掃除ロボの利用、惣菜や出来あい物の利用などを最大限に使っていく他ない。今はまだ過渡期なのであれこれと試行錯誤をしながら各家庭にとっての最適解を見つけるしかない。

 

訪問リハビリテーションに行っていると、妻が病気になって障がいを経て夫がようやく簡単な家事をしてくれるようになったという話を聞く事も少なくない。しかしすでに時代は変わった。それは悪いことではなく、これまで当たり前に女性のみに労力をかけてきた「家事」をもっと楽に、短い時間で行っていくという喜んでいい社会の流れを作っていくのだと考えている。