維持期とフィジカルアセスメント

訪問リハビリテーションに行っていると患者さんの呼吸状態の異変や、医師に診察してもらった方がいい痛みがあることなどに出会う。

 

患者さんの中には療法士の訪問をあくまでもリハビリテーション、つまり運動を行うものとしてのみ捉えている方々もいる。しかし多くの療法士は医療職であり、訪問看護ステーションや病院から来ている訳で、リハビリテーションだけでなく患者さんの体調に関しても把握するのも仕事である。だから「ああ、そうですか」と流されるとしても、気になる事は医療職として患者さんにしっかり伝え、病院などのより専門的な機関へ係ることを伝える。

 

訪問の仕事は場合にはよっては患者さんの状態を医療的な視点でみる人間としては最も頻回に係わる事になる。そこでは病気や障がいをもった患者さんの初期異変に最も早く気付くことができる。そういった意味でも「維持期」と呼ばれる訪問の仕事でもフィジカルアセスメントは重要である。