仕事上での喜び

訪問リハビリテーションの患者さんはほとんどがリハ病院を経てきた方たちである。そのため維持期と呼ばれる患者さんであり、大きな回復というのは難しい人たちが多い。したがって訪問リハビリテーションをやっていても、大きな手応えや成果を実感できるのは数パーセントである。

 

そのような状況だが、患者さんにとって訪問看護や訪問リハビリテーションは病院以外に頼れる医療的なサービスである。だから病院に行く程ではないが心身の不安を抱えている場合、患者さんによっては本当に頼りにしていてそれは空気のような存在だ。維持と言うと何も変化がない状況ではあるのだが、維持出来ない状況で初めてその存在価値を知ることもある。

 

それは患者さんが体調を崩し入院したの知った時や、休みに孫が帰って来て嬉しかったという話を聞いた時、職場や学校に行き続けている様子を見た時に強く実感する。