長生きできるかどうか

 

記事によると長生きできるかどうか遺伝子が関係するのは16%のみで、あとは他の要因で決まるということだ。

 

長寿となっていることの背景として生活習慣・生活環境の変化がいかにい大きいかが想像できる。余程今の状況が改悪されない限りこれからも日本人の長寿は続くのかもしれない。

 

そういう現実がある一方で、訪問リハビリテーションに行くと、少なからず「生きていてもしょうがない」という言葉を漏らす患者さんがいる。かと言えば障がいをもった後も自分なりの生活リズムで楽しく生きている人もいる。病気をして、思うように身体が動かなくなったという状況は同じであり、障がいの大きさの問題でもないような気がする。みもふたもない言い方をすればそれこそ生まれ持って身につけたその人の性格・考え方であるようだ。

 

長生きできるようになった社会ではあるが、それはある種の性格の人たちにとっては必ずしも幸せな事ではない。自分の性格だった場合、病気や障がいを持ったとしても長生きすることを楽しめるかどうか時々考えている。