人材紹介会社に支払う手数料が高額な件

看護師紹介料 病院が悲鳴 1億円超支払う施設も: 日本経済新聞

 

電車の扉に貼られた広告。そこにはカッコよく書かれた「〇〇師の未来は無限に広がる」系の誘い文句が虚しく書かれている。上の記事によると特に人材難の看護師について、人材紹介に支払う手数料総額が高額になっており悩みの種であるそうだ。人材紹介会社が報酬として要求する額を事務方から聞いた事があるが正直閉口してしまった。

 

ヘッドハンティングなどのようにその人材がどういう才能と実績を持っていて彼ら・彼女らがどこの企業ならそれらを活かせるのかマッチングするという仕事なら納得出来るが、巷の人材紹介会社は果たしてどうなのだろう。

 

働こうとする側にとってそうした人材紹介会社を利用するメリットはなん何だろう?私の勤務先にも何例かそういう会社経由で看護師や療法士が来たが、数年経って職場が思っていたものと違うという理由で辞めていった。それ自体は全く構わない。ただ、思っていた職場と違うという点では、それじゃあ人材紹介会社を経由したって、自分で職業安定所や企業や病院等のウェブサイトから求人情報を得て行ったところで何も変わらない。人と企業のマッチングといったところで、ウェブサイトで得られる程度の情報で十分可能なレベルである。だから憶測でしないが、自分から職場を探すのが面倒だったり、人材紹介会社経由の方が自分で探すより良い条件の職場に出会えるかもという妄想を持っている場合にメリットとして感じるのだろう。

 

貴重なお金が単なる人材斡旋に支払う費用となるのはもったいなくてしょうがない。しかしそうでもして人材を得ないと病院や訪問事業所の経営にはもっと影響が出るのも事実だろう。インターネットという情報取得手段があるのだから、働く側からもっと手軽に企業側にアクセス出来たらいいのだろうが。