患者さんの将来を想像

今の訪問リハビリテーションでは小学生〜90代の方まで幅広い年齢層を担当させてもらっている。特に小学生や中学生では、彼ら・彼女らの将来をどうしても想像し、身の周りの事をし、働き、生きていくためにはどんな事が出来ていったらいいのかを考えてリハビリテーションを行う。一方で90代の方では、その先を想像するのが難しく、現状をどう維持していくかと考えながらリハビリテーションを行っている。

 

年齢によってその将来の想像は異なり、そのために必要なリハビリテーションも大きく異なってくる。その現実に日々接していると、「アンチエイジング」などの言葉が虚しいものでしかなくなる。どんなに抗おうと、年齢が良くも悪くも心身に及ぼす影響は大きい。テレビや雑誌、そしてネットにはその年齢に抗おうといろんなサプリメントや体操、健康グッズが紹介されるがいいカモにされるのが落ちである。