クソ真面目もほどほどに

療法士や看護師というのは真面目であるばかりに時々自分たちを世の中の他の職業と比べて自分たちが常識がなく、世間知らずだという間違った先入観を心に奥に持っている。だから世の中の多くの企業と同じようにすべく、上司からの命令とあれば、「上からの指示は絶対なのよ!」とばかりにそれに従う。それが無理難題であろうとも従い、その不平不満は影でコソコソと鬱憤を晴らすかのごとく漏らし仲間内だけで話すようだ。しかしそれもいつかは限界を迎え、組織は崩壊し、退職者を次から次に出すというのが小さな訪問看護ステーションではあり得る。

 

いい加減間違った先入観や劣等感は捨てるべきだ。日本の世間一般の企業がどの程度のレベルかは、粉飾決算や偽造、捏造のニュースを見れば分かるし、自分自身でいろんなサービスを受けてみれば分かる。答えはそう変わらないである。各業界独特の世界があるのは当たり前で、どれにも共通する常識なども限られている。

 

いい意味でも悪い意味でもクソ真面目なのが療法士や看護師である。もちろん患者さんに対しては誠実で、真摯であるべきだ。しかし会社組織での上司に対してはオカシイことはオカシイと直接言うべき。自分の仕事とはどこからどこまでかを明確にさせ、それを超えるものは断固拒否あるいはクレームを入れるべきだ。