家族良好な関係でいることがどれほど重要か

家族間の関係にはどう頑張っても介入していくことが難しい。夫婦、親子いろんな関係があるが一番悲しいのが家族関係の悪化により患者さん含めて皆がバラバラになってしまうことである。どんなに努力しても家族の関係は外部の者が立ち入るいることはそう容易ではない。

 

こういった家族関係で大概泣くのは弱い立場の者である。妻であったり、子どもであったり。彼女・彼らはただただ従うしかない、耐えるしかない。そういう状況を知っても療法士などに出来ることはたかが知れている。ここで大きな力を発揮するのは社会資源の活用について知っていて、それなりの力を持っている者である。それは市町村の保健師であることが私の経験では多かった。

 

家族関係はどうしてもプライベートな問題になりなかなか介入が難しい。しかし市町村に属する人たちは法的な力を利用する術を知っている。彼らの力を借り、できる限りたくさんの人たちを療法士ではどう仕様もない患者さんたちを救いたい。法律や制度は味方にすることで大きな力を発揮できる。法や制度は決して敵対するものではないく力強い味方にする存在である。