ブラックな仕事から抜け出したい

看護職8割「辞めたい」 岩手医労連調査 人手不足が慢性化 - 産経ニュース

岩手県での調査結果だ。

多忙だが満足な休暇がとれずトドメの夜勤という過酷な労働が看護師の仕事を辞めたいと思わせる理由なのだろう。

 

病院の中でも医師と看護師はなくては成り立たない存在である。本当にありがたく感じるが、現場で働く看護師には場所によってはブラックな仕事以外の何ものでもないのだな感じる。実際に自分の周りを見ていても、ブラックかどうかギリギリの環境で働いている人たちが少なくない。

 

人手不足というのは、労働者人口の減少、地方と都市の人口格差、一方で高齢者人口の増加と特に地方での偏りを考えると解決手段が絶望的なほど無い。海外からの人材というのも、デフレ脱出に四苦八苦している日本の賃金水準はもう決して高いと言えなくなったので難しいだろう。

 

このニュースは岩手県の現状だが、そう遠くない将来に東京圏内以外のほとんどの地域で起きる未来だと思っている。

 

ではどう備えておけばいいか?

 

今できることは、働く場所、住む場所、働き方(ブラックに感じるようなら直ぐに辞めても少しの間なら困らないように貯蓄や他の収入手段を何としても手に入れる)、考え方(自分の心身の健康が一番。無理と思ったらさっさと辞めようという考え方)、人生の楽しみ方(趣味なり好きな事なりを持つ。ただし、なるべく金のかからないもの)の内できるものから今すぐにでも始めることだ。いずれにしても本当にこのあたりの自衛手段をさっさと進めていかなければ、スズメの涙程度の給料アップにごまかされて、本当の意味で死ぬ気で働かなければならないことになる。