メンタル面でも1日当たりの限界がある

1日の体力に限界があるのと同様にメンタル的な許容量(ここでは「精神力」と呼ぶ)にも1日の限界があることは意識おいた方がよさそうだ。なぜなら体力なら体で感じる疲れという形で限界前に認識出来るが、メンタルな面での消耗はストレスという言葉で片付けられて限界を越えるかギリギリの所まで認識できないからだ。

 

ありがたい事に体力も精神力も寝ることである程度回復でき、次の日もまた働きに行ける。しかし完全回復されずに残った身体的・精神的な疲れは溜まっていく。ここで重要なのは、人それぞれに違うとしても必ず限界値というものがあるということだ。例えばロールプレイングゲームでは「ヒットポイント」が設定されており、敵から攻撃を受けるとダメージとしてヒットポイントの数値は減っていく。主人公が元気な状態で100ポイントあったヒットポイントは、敵キャラとの戦いの中で徐々に減っていき、回復させなければやがて数値は0ポイントととなってゲームオーバーとなる。

 

具体的な数値にするのは不可能だが、ヒットポイントのようなイメージで、「あっ、今ヒットポイントが減った!」とか、「さっきからずっとイライラしている。これはヤバイ、ヒットポイント0に近づいてるかも」とメンタル的な許容量を意識化するのは自分を守るためには有効だ。無駄にヒットポイントを消耗させないよう、細かい事は気にしないとか、怒りをコントロールするとかが本当に大切だということも分かってくるはずだ。

 

精神力にも1日のうちに限りあるがある。これはとっても大切な認識じゃないだろうか。