キーマンを見つけろ

関わる人たちがとにかく多い

小児の訪問リハビリテーションに行っていると、その子に関わっている人たちの多さを知る。親、学校、病院、訪問看護そして自治体(子育て支援課など)。それらの全ての職種がコミュニケーションをとり、その子を支援出来れば良いのだが現実的には難しい。更に各職種が親に言うことに振り回されたり、反対に親に各職種が振り回されたりすることもある。一同に集まって話し合うということは不可能である上に、介護保険でのケアマネージャー的な役割分担を担う職種も曖昧で、なかなかまとまらない。お互いが専門職であるため、他からの言葉を素直に耳に入れにくいことも問題を余計に解決しにくくする。

 

頼りになる存在は誰か?

こういう場合、頼りになるのが自治体の職員(子育て支援課など)だったりする。私的企業ではなく、公的な存在であるため、どの職種も一応は素直に話に耳を傾ける。まさにケアマネージャー的な存在で、連携を取るためのキーマンとなる。ただし、状況によるとまた別の人間がキーマンになるだろう。いずれにしても無駄な時間にならないようにするためなるべく中立的な立場にいるキーマン的な存在を明確にさせ、その人に情報を集めて問題解決に挑むのがベストな戦略だ。