地震後の子どもの心の変化

大阪で大きな地震があって数週間が経ちました。私自身もこれまで大きな地震に遭遇したことがあり、今回の地震も他人事ではありませんでした。その時に経験した中で一番印象深く残っているのは、地震後の子どもの心の変化です。

 

地震が起きた時にだいぶ大きな揺れは感じたものの幸い壊れた物は玄関に置いていた陶器の置物だけでした。子どもの方はというと、小学生の長男はかなりびっくりしたようで「怖いー」と泣きわめいていました。

 

一方、幼稚園の長女は特に泣くこともなくきょとんとしたままでした。長女に関してはまだ地震というものの存在そのものも知らない年ですから、何が起きたのかよく分かっていなかったのでしょう。

 

地震後ニュースなどで建物が倒壊したり、多くの人がけがをしたということを家族でみていました。そして翌日からです長女の様子に異変が起きたのは。

 

いつもならママごとや幼稚園の先生ごっこをしながら元気に遊んでいるのですが、その日はソファに座ったままただぼーっとテレビを見ているだけでした。表情も硬く、笑顔は見えません。トイレにも一人で行けずになり、常に親についてきてほしがるようになりました。夜に余震が起きると目をすぐに覚まし、寝汗も尋常ではないほどかいているのです。

 

そういう状況が数日続き、私と妻はこれはメンタル面にきているなと話し合っていたので、できるだけ長女の希望にそうようにフォローしていきました。無理に明るくさせるよりもただただ長女の甘えたいようにさせてそれらをすべて受け入れるようにしました。

 

一方で長男の方は、地震直後は号泣していたもののその後は普段と変わりない様子でした。そうこうするうちに長女もいつもの様子にもどり、表情にも笑顔が見え始めました。

そんな時です、長女が初めて自分の気持ちを話してくれたのは。

 

夕食時に長男が地震の話を始めると、「もうじしんのおはなしはしないで!」と言うのです。

 

妻も私も長男の話を遮り「妹がこわがっているみたいだから地震の話はもうやめとこうか」と伝えました。地震はもちろん災害では大人が思っている以上に子どもは心に影響をうけるようです。

そしてもっとも怖いのは子どもも親も意識出来ていないところで心がダメージを受けていることです。

 

 注文していた非常食3品が在庫切れの状態からやっと発送され先日届きました。

 

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