素人投資家にとって大事なリスク許容度について

正直に言って、訪問看護ステーションでの療法士ではこの先金銭面での不安は避けられない状況です。数年前にやっと其のことに気が付き始めたのが投資です。

 

将来に向けて投資をいざ始めようとして沢山の本や情報を読んでいる時に必ず目にする言葉が「リスク許容度」です。言葉の印象や多くの本などに書かれているのは、どれくらいのマイナスまであなたは許容出来ますか?というようなものです。

 

しかし投資をする目的はお金をより多く得たいからであって、どれくらいの損なら許容できるか考えてても、「そんなの出来ない!」という気持ちしか私には湧いてきませんでした。だからこの「リスク許容度」という言葉に対してどうも違和感や抵抗感を持ち続けていたのです。

 

ところが長期投資というスタイルを目指すようになってからは、この「リスク許容度」という言葉の本当に意味するところが分かるようになりました。山あり谷ありの投資の世界で10年、20年と投資を途中辞めずに続けられるかを問うてきているのが「リスク許容度」なのです。

 

「投資してきたお金がマイナスになっても今の生活に影響はないですか?」

「投資してきたお金が大きくマイナスになっても精神的に耐えられますか?投資を続けることが出来ますか?」を確認するものこそが「リスク許容度」というものなのです。

 

投資をしているとITバブル崩壊リーマンショックのように時に大暴落を経験することになります。例えば今まで投資してきたお金が一夜にして半分に減ったとしても今まで生活レベルを維持でき、投資し続けられる金額が私やあなたにとってのリスク許容度なのです。

 

ただ余りにも少額の投資では増えるお金の額も僅かにしかなりません。私の場合は「リスク許容度」を考えながら精一杯の金額を毎月積立という形で投資しています。このバランスが私のような素人で収入の少ない人間にとってはとても重要で、何度も何度も考えて今に落ち着いています。