安全資産とリスク資産の配分をどのようにして決めるか

2017年から2018年7月まで株式市場は大きな暴落もなく私のような素人でも少額ながら順調に利益が出ています。そのためややもすればもう少し投資金額を上げていこうかという欲が出てきます。しかしそこは思いとどめ、今一度安全資産である貯金とリスク資産である株式投資の配分をどうすればいいのかを最近は考えています。

 

まず私の投資方針は「インデックスファンドへの長期積立投資」です。

ではそもそも何を目標としてお金を増やしていきたいか?

それを考えることで、おおよその目標金額が決まり、私にとっての安全資産とリスク資産との配分も決まってきました。

 

まずは少ない収入とはいえ、夫婦共働きにより、毎日の生活費に加えて貯蓄もできる状況です。幸い夫婦共々贅沢な生活は性に合わず、なんだかんだと節約節約生活を送っています。ですから、車、外食、ブランド品などのためのお金は必要ありません。

 

そういうわけで、貯蓄は月並みですが老後の生活のためが一番の目的です。

といっても悠々自適なセカンドライフといったものではなく、可能な範囲で働きながら万が一働けなくなったとしても最低限の暮らしができるというのが目標です。

 

そのためにまず行ったのが簡単な計算です。

老後というものを60~70歳、70歳~80歳、80歳~90歳の3つに分けます。もちろん90歳以上生きる可能性もあるでしょうが、数字をきっちりと出すためにこの3つに割り切って考えました。

 

次に毎月の生活費を今毎月平均支出25万円に設定し、それを貯金、投資からの取り崩し、そして年金(今回は70歳からもらえるようになるという想定で計算。また金額も年金定期便の予想金額より6割ほど低くなると想定)で賄えるようにするために計算です。そうやって出てきた必要な貯金と投資目標金額を決めていきました。

 

こうして分かったのは、やはり確実でブレのないな金額として出てくる安全資産である貯金の重要性と、無理のない範囲で行う投資の必要性でした。私の場合この2つが両輪となって目標金額へと近づけることに改めて気が付くことができました。

 

私の目標を達成するためにはどうやら今の投資金額で十分だったようで、これからもムクムクと欲望が大きくなり始めたら、その度に今回のシミュレーションを眺めて気持ちを抑えたいと思いました。

 

そしてもう一つ分かったのが、60歳から何年間働き続けられるかにより生活状況が大きく変わるということです。たとえ給与額が今の半分以下になったとしても収入があれば老後生活のために必要な貯蓄額も低くなっていきました。やはり「仕事」、「貯金」、「投資」という3つのコンビネーションは私のような平凡な人間には最強のようです。