私は現在の資産配分をこうして決めました

投資を始めて一番時間をかけて悩んだのがどんな資産配分で投資を行っていくのか?ということです。いわゆる「ポートフォリオ」と呼ばれるものです。

 

投資関連の書籍やウェブサイトで独学を始めると、この資産配分がとても重要だということを何度も目にします。なぜならそれによってリスクが大きく変化するからです。今ではありがたいことにネット上に資産配分によってどうリスクが変化するかが分かるサイトがあります。

 

私がお世話になったのは、『わたしのインデックス myINDEX』というサイトの

『myINDEX 資産配分ツール』です。

これを使ってほんとうに何度も何度も出てくる数字を確認していました。

ああでもないこうでもないと資産配分をいくつも考えては試してみるの繰り返しでした。

 

そうしてこれでいこう!と決めた資産配分は、先進国株式インデックス、日本株式インデックス、新興国株式インデックス、先進国債権、日本国内債券、さらには先進国リートと今から考えると多彩でした。

 

そうして投資を始めているうちに、投資の本を読んでいる中で、どうにも債権というものが自分にとってはよく理解できませんでした。ネットや書籍で何度も出会う「債権」という言葉ですが、どれだけ読んでもあいまいな理解しかできないままでした。そしてこれは私の能力の限界だときっぱりと諦めました。多くの人たちがお勧めしているからという理由でそれまで投資してきましたが、どうにもよく分からないものへの投資は私にとってストレスでしかなくなってきたので債権への投資をやめました。

 

またリートへの投資もその勢いでやめてしまいました。

それからは先進国株式インデックス、日本株式インデックス、新興国株式インデックスへの投資を続けていました。

 

そして今でも思い出すのは、「チャイナショック」と「トランプ大統領誕生」です。

 

それまで少なからず利益が出ていたものの、2015年の「チャイナショック」以来は赤字続きでした。そんな中2016年11月にトランプ氏が米大統領選で勝利してからは先進国株式インデックスと日本株式インデックスの株価は回復し始めて、本当にあれよあれよという間に黒字へと変わり利益が増えていきました。

 

一方で新興国株式インデックスはなかなか黒字へと変わることなく、赤字幅は小さくなっていくものの赤字のままの状態が続いていました。

 

その頃にはだいぶ積立投資に慣れて、相場に一喜一憂しなくはなってきていました。そうやって落ち着いて改めてもっとシンプルに投資をしたいと思うようになってきていました。

 

確かに新興国と呼ばれる国々はこれからどんどん成長していくでしょう。それでもその頃には何となく経済成長と株価が必ずしも連動するわけではないことを感じ始めていましたし、分かり始めていました。

※参考 最近になって専門家の説明を読んで間違ってはいなかったのだと分かりました

「経済成長」に賭けるより「マーケット」を信じよう | トウシル 楽天証券の投資情報メディア

 

そこで、決めたのが先進国株式インデックスと、米国株式インデックスへの投資です。日本株式はアベノミクスによる回復を見せていますが、それまでの状況や日本の大企業の不正が立て続けにニュースになっていて不信感ばかりが積もっていたのでキッパリやめました。

 

さてなぜ米国株式インデックスが急に出てきたのかということに関しては2つ理由があります。1つは、楽天・バンガード・ファンド(全米株式)の登場です。これまで米国株式のみのインデックスファンドというのは数も少なくなかなか手が出るものがなかったのですが、この楽天・バンガード・ファンドの登場で米国の多種多様な株式に投資できるようになりました。そして2つめは、単調になりがちな「インデックスファンドへの長期積立投資」へちょっとした刺激を入れたかったからというのが理由です。

 

あれだけ頭を悩まし、多くの時間を使ってきた資産配分ですが、こうしてたどりついたのは極めてシンプルなものになりました。あとは10年、20年と続けていき、それ相応の年齢が来た時に再度資産配分について考えていきたいと思います。

 

私の資産配分はここに書いていあるものとは全く別物になりましたが、世界の有名投資家の資産配分が書かれてあり、知的好奇心を非常に満たしてくれる本です。