金じゃないんだよと言いたいよね

訪問リハビリテーションに行っていると、中にはとんでもない資産を持っている患者さんも少なくない。彼ら・彼女らの多くは土地建物を持っていたり会社経営をしていたりする。

 

はっきり言ってそういった金を生み出す資産を持つ人たちに雇われの身、しかも地方の小企業程度の身ではどれだけ働こうが金銭面では敵わない。彼ら・彼女らが時折話す浮世離れした豪華生活ぶりは聴いていて正直シンドイ。申し訳ないとは思うが良かったねと聴き流すより他ない。現実的に考えて到底自分では到達できない世界だと分かっていても、時に嫉妬したり羨ましく思っているのも事実である。

 

ただそんな感情を持っていても全くの無駄なので自分なりの考え方をするようにしている。

「衣食住ができ、子どもに最低限の教育を与えられるだけの金を稼ぐ程度に働こう。少なくとも贅沢する金のために仕事を頑張って頑張って、我慢を強いて働くのはやめよう。余裕を持って働いて、仕事で得られる充実感を楽しもう」と。

 

要するに「金のために働いてるんじゃないぜ。金を得る以上の楽しみと刺激を得るために働いてるんだよ」と言うことである。これを虚しいものにしないために頭をフル回転させていくことが必要だと肝に銘じながら生きている。