思考の枠組を取り外してもっと楽に生きる

私たちの世界は進歩しているのか

「抗加齢治療」というものがあれば世の中はどう変わるだろうか?今目の前にある現実がもっと大きく変わることができるとすれば、私たちはいったいどんな変化を望むだろうか?例えばスマートフォンIT技術の進歩により大きく進歩したと思える今だが、実は数十年前に比べてほとんど進歩していないと言われたとき、まったくその通り!だと思うか、何を言っているの?と思うのかどっちだろう。

 

実はこの世界はしばらく停滞している?

 

綻びゆくアメリカ 歴史の転換点に生きる人々の物語

綻びゆくアメリカ 歴史の転換点に生きる人々の物語

 

 

この本に出てくるピーター・ティールは、空飛ぶ自動車が欲しかったのに、私たちが手に入れたのは140文字だった(twitterのこと)と言う。人類が月を目指してロケットを開発していた頃や超高速ジェット機が開発された頃の大きなの進歩がこの数十年起きていない、そしてiPhoneを手にとって彼はこれが技術革新には思えない言う。ピーター・ティールは米国のベンチャーキャピタリスト(有望だと考えられるベンチャー企業等へ投資する職業)で詳しくは本を読んでみることをお勧めしますが、冒頭に述べた「抗加齢治療」というのも彼が熱心に関わっているものです。

 

自分が楽しいと思える世界にするために

さてなぜ今回このピーター・ティールの話をしたかというと、私たちが現状受け入れている世の中が、ひょっとすると大きな思考の制限を受けていて、もしかするとそれは自分たちを不幸にしているかもしれないということを感じたからです。住んでいる国や受けてきた教育、そして働いている会社などによって知らず知らず当たり前のことだと思っていることが、ひょっとすると当たり前のことではないかもしれない。もちろんそれを変えるための技術革新や社会変化はそう簡単にできることではありません。しかし自分が不都合、不条理、不満に感じていることはただただ耐えて受け入れることではなく、変えられる可能性がある、これからも永遠に続く訳ではないと思い始めるだけで気持ちは変わります。気持ちが変われば、考え方も徐々に変えられ、少しずつですが生き方そのものが変わっていきます。思考の枠組みを大きく外していくところから始めるだけでも、今苦痛に思っていることや感じていることから少しでも自分を解放できます。もうすでに何があっても驚かないような世の中になっているのですから、どんな変化が起きてもおかしくはないのです。