これがあるからやめられない

仕事は何のためにするのか?

 

お金のためがほとんどではある。

しかし時にお金を稼ぐこと以上にアドレナリンが出て、「この仕事を仕事をやっていて本当に良かった。これで食えるだけのお金がもらえるなんて幸せだ!」と思うことがある。まさにこの感じこそ”やりがい”というものである。

 

先日も2年以上も訪問リハビリテーションを続けいている対麻痺の患者さんが、ついに杖を使って見守りで歩行できるまでになった時に、この仕事の”やりがい”を強く感じた。これは本当に一種の麻薬である。短い時間ではあるが、独特の興奮状態が襲ってくる。

 

普段は給与のことや、将来のこと、仕事環境のことなどに関してああだこうだと不平や不満が表立っては言いはしないが、頭に浮かんでは消えることが何度もある。しかし、少なくとも1年のうちに数回は「この仕事をやってて良かった」と思える瞬間があるから、それでも続けてやって働き続けることができている。

 

儲けること、お金のことは間違いなく重要である。これがないと、仕事を続けることはできない。しかし、ほんの少しでも今の仕事に”やりがい”を感じられる時があるのなら、まずはその”やりがい”のところだけを見つめて働いてもいいような気がする。まずは続けることからしか成果は上げられなのだから。