どうやって働き続けるか

定年はなくなる 生涯現役だけが安心老後の道(橘玲)|マネー研究所|NIKKEI STYLE

 

人口減少、超高齢化社会、長寿社会という流れの中で年金について将来の支給額や受給年齢を不安に思う気持ちは嫌でもある。訪問看護リハビリテーションでは生活保護の患者さんも珍しくないため、同僚の中には余計な心配はせず同仕様もなくなったら生活保護に頼るつのりという者もいる。ただその頃には現在のような生活保護制度が存在しているかどうかすらも怪しいが。

 

この種の心配に対しての解決手段として最も現実的で、理想的なものは「一生働きる続ける」と言うことである。収入がある限りは年金額が減ろうが、受給年齢が高くなろうが、長い基しようがほぼ問題にはならないからである。病院や障がいなどにより働き続けることが無理になった場合に限り社会保障が必要となる。

 

そう考えると、どのような形であれば働き続けることができるかなを今のうちに考えておく必要はある。今のように訪問リハビリテーションを自転車であちこち周ってやり続けるのは体力的には無理だと思っている。ただリハビリテーション療法士というのは肉体労働的な要素が最も必要な職種であり、動き周ってなんぼの世界であるのが現実である。とすれば、ある程度年齢を経た時には、まる一日働くのではなく、半日、あるいは週に3日などというふうな働き方にならざるを得ない。果たしてそういう働き方が将来可能な状況なのかもまた分からないと言えば分からない。

 

したがっていろいろなケースを考えながらこれからの働き方を考えなければならない。そういった未知のことを考えることを楽しみ行動していくのか、あるいはなるようになれとただただ流れるに任せて今を樂しむのか、そこは個人個人の価値観の違いではある。しかしそういった差が現実的になる程にやっぱ世の中は多様化したのだと実感している。