お金を直接もらう

医療保険にしろ介護保険にしろ、訪問リハビリテーションのサービスを受けると当然だが患者さん自身が負担しなければならないお金が発生する。私が勤めている訪問看護事業所ではそのお金を基本的には直接患者さんから徴収する形をとっている。病院に勤めている時には医事課ですべて行ってもらっていたので、自分が働いた結果としてのお金を直接目にするのはこの訪問リハビリテーションという仕事をし出して初めて経験することになったことだ。

 

そのため、自分自身がその月にどれくらい稼ぐことができたのかのおおよそが毎月分かる。正直に言って病院で稼いでいた額とくらべるとかなり少ない。そしてこれから数十年の間果たしてその額さえも維持できるのかどうかもわかならない状況だ。時々その将来を考えてみたりもするが、今更どうしようもないのが現実である。もしかしたら将来は本業に加え、アルバイトをする必要がでるかもしれない。しかしそうなったら、そうなった時である。生きていくためには必至にもがくしかない。

 

病院ではない、何の後ろ盾もない小さな訪問看護事業所で働くということはそういう不安がいつもついてまわっているということは事実である。