お金の取り扱い

現在勤めている訪問看護事業所では、訪問リハビリテーションを行った患者さんから医療保険介護保険での自己負担分を直接徴収している。また訪問している患者さんの中には介護士に食料品や日用品の買い物を依頼している人も多く、毎回生じる領収書がたくさんたまっている。

 

こうした生活を見てみると、「現金」のデメリットも目についてくる。例えば年金収入である場合、銀行まで行ってお金を引き出してくる必要がある。今でこそコンビニATMも使用できるがそれでもコンビニまで行く必要がある。また医療費や介護費、そして普段の買い物も含めて消費税などでその金額がかなり細かくなってくる。そしてその頻度が増えるにつれて、何にいくら使ったかのかを把握するのがかなり複雑で難しくなる。領収書は重要であるが、実際にどれほど金銭管理に役立たせることができるかといえばそれ相当の労力と手間がかかる。

 

一方で現在、「フィンテック」と呼ばれるものが大変便利なものとして世の中に普及してきている。例えば、様々な口座を全て統一して把握することができたり、現金を持ち歩かなくてもカードやスマホを通して買い物ができ、その記録はいつでも調べることができる。また、分かりやすいグラフで表示してくれるなどをして、金銭管理がかなり楽にできるようになっている。

 

フィンテック、Fintech(英: financial technology)とは、Finance(金融)とTechnology(技術)を組み合わせた造語であり、ファイナンス・テクノロジーの略。

フィンテック - Wikipedia

 

 

クレジットカードやネットバンクなどを使用するのは怖いという意見も聞くし、現金至上主義の人もまだまだ多くいる。しかし少子高齢化していく世の中ではなるべく効率化できるものは効率化していく流れがこれから社会を存続させていくためには必要である。今の高齢世代は無理だとしても、これから高齢世代になっていく人たちは少しずつ、現金から離れてクレジットカードやスマホ決済などを使用しながら「フィンテック」の流れに乗っていくことが将来の自分の生活を快適にできることは間違いない。