報告書は何のために書くのか考えたことがあるか

リハビリテーション病院や一般病院を退院後に訪問リハビリテーションを継続するとなった時に有り難いことにリハビリテーションの報告書を送ってくれる所もある。

 

ただ9割方が漫然と行った内容を書いているだけで役に立たない。自身から書こうと思ったものではなく誰かに依頼されてのものなのだろう。

 

次にリハビリテーションを行う者にとって役に立たない報告書を書くということは、最後の最後に患者さんを放り投げたのと同じではないだろうか。自分関わっている時さえ事無く順調にリハビリテーション進めば良いという気持ちが報告書の内容から見える事がある。

 

患者さんがどういう状態を経てきたのかは少なくとも書くべきだろうし、それに対して何が問題と考えてリハビリテーションを行ってきたのかは書いて欲しい。歩行訓練、日常生活動作訓練をしてきて、何が出来るようになりましたが、まだ不安定さが残っていますと書かれるより前述した内容が欲しい。その時その時の問題が分かればどう改善し、これからどのような問題があるのか方針を立てられるからだ。

 

患者さんが何かの理由で続けてきたリハビリテーションが終了となってもまたいつかどこかでリハビリテーションを再開する時に役立つような報告書の作成を目指している。