人材難の時代のPRをどうすか考えていますか?

看護師不足は今でも続いている。病院でさえと言ってはなんだが、訪問看護ステーションでは言うまでもなく慢性的な看護師不足である。そのような現状では人材紹介企業は嬉しい悲鳴だろう。人材紹介企業へ支払う代金は決して安いものではなく小規模の病院やまして訪問看護ステーションでは相当な負担である。

 

では訪問看護ステーションが自身で人材を獲得するための努力をしているかというと疑問である。サービス業だからこそ人材をいかに集められるかが生命線のはずだが自己PR出来ている事業所は少ない。言ってみれば良い人材に来てもうためのPRは自社の広告宣伝でもあるのだが、そういうアピール慣れていない業界であり全てを人材紹介会社に丸投げしている状況なのだ。

 

例えば自分の訪問看護ステーションの特色や職場の雰囲気、どんな気持ちでサービスあたっているのか、困ったことや嬉しいかったこと、そういう事などを文字や画像使って書くだけでも、その訪問看護ステーションの魅力が伝わって来ることもある。そのための手段も現在ではインターネットという形で様々に用意されている。

 

大企業や有名病院ならばそういったPRをしなくても向こうから求職者が来るだろう。しかし多くの中小訪問看護ステーションは黙って待っているだけではほぼ誰も来ない。その結果知り合いや伝を頼っての人材獲得か、大金をはたいて人材紹介会社の取ってつけたようような広告宣伝に頼るしかなくなる。お金ももちろん必要だが、それ以上に頭をつかう努力をすべきなのではと現状を見て思う。