意識は高くないが働いている

訪問リハビリテーションを行なっていると、「在宅」、「地域」などいうキーワードをよく耳にする。そしてそういう話をする人たちは熱い思いや高い意識を持っている。

 

一方私は言ってみれば消去法で最後に残ってしまったのが訪問リハビリテーションという仕事場であったため、全く意識は高くない。ただただ生活のためである。

 

そのため、意識の高い療法士や他職種の人たちとは時々、温度差からか議論になることがある。私は徹頭徹尾、身の丈におさまる仕事としての「訪問リハビリテーション」の観点から話すので、あまりにも大きなビジョンを掲げられると「ああ、そうですか」という意見しか出てこないのだ。「国の方向性は・・・」とか「厚労省の考えは・・・」とかはほとんどどうでも良い。

 

ただリハビリテーションという医療サービスはお金と信頼を得る限りしっかりと行いたいので、色々考える。そういう人間でも訪問リハビリテーションという仕事をなんとか今はやっていけている。