フィジカルアセスメント

訪問リハビリテーションでは患者さんの痛みの訴えに遭遇することがある。腹部や胸部、頭部等は看護師に協力を求めたり、医師に報告したりする。

 

一方でバランスを崩して転倒してからどこそこの手や足が痛いとなった時は療法士にもしっかりとフィジカルアセスメントすることが出来る。痛みの具合、安静時や運動時、あるいは圧痛などを確認する。また、どこかに炎症が起きているのか、腫脹、発赤、熱感等もしっかりと評価する。しばらく様子を見ていいのかどうなのか。もちろんすぐに受診してもらう方が良いのだが歩行や車椅子への移乗が困難な場合はすぐにとは行かない。その場合、すぐに受診の手配を進めてもらうべきか、あるいはしばらく様子を見ていいのかは重要となる。もし大丈夫そうなら関係者全員に報告をして痛みの増悪がないか、痛みは軽減していっているか等皆で最低限の評価をしながら対応していくことが求められる。

そういった意味でもフィジカルアセスメントは療法士と言えども少しでもできた方がいい。