パルスオキシメーターへの信頼度

訪問リハビリテーションで訪問する際に、血圧は必ず測定する。そして患者さんの病気やその日の状態によってはパルスオキシメーターを使って経皮的動脈血酸素飽和度(spo2)を測定することがある。

 

私が訪問リハビリテーションで持ち歩いているパルスオキシメーターは病院で使っているものよりも安価なものであるが、一応の目安とはしている。そのためspo2の値が90%を下回る時には注意をしている。更に呼吸回数を数えたり、呼吸苦や肺音を確認したりで看護師や主治医、ケアマネージャーにすぐに連絡するべきか検討したりもする。いくら安価なパルスオキシメーターといえでも90%を下回ると焦る。

第5回 SaO2(SpO2)とPaO2の関係と正常値を知ろう | 看護に役立つ【ナースプレスbyナース専科】

 

そのため、これまで主治医(開業医)に連絡をしてspo2の価等を伝えたことがあるのだが、何度か「大丈夫。あれ(パルスオキシメーター)はほとんど当てにならないから」との返事であったことがある。まあそんなモノなのかもしれないとは思うものの、やはり緊急時に患者さんの状態を把握するために療法士でも使える機器である。パルスオキシメーター自体の信頼性は疑ってかかる必要があるのかもしれないが、訪問では本当に頼りにしていることも事実である。