待つことも大事

訪問リハビリテーションでは急性期、回復期を過ぎてしまった患者さんを対象にすることが多い。さらに急性期や回復期よりも長期にリハビリテーションを続けることになる。

その場合、療法士の方が焦って結果を求めすぎると上手くいかないことも多々ある。

その日の体調はもちろん気分によってもリハビリテーションへの意気込みは変わるし、患者さんのペースをしっかり見ないと、おいてけぼりにして、結果患者さんは疲れた印象だけ残してリハビリテーションを終えることになる。それが続くと、もうリハビリテーションを続けること自体が苦痛にさえなりかねない。患者さんの体調や気持ちへの待ちの姿勢というのも長期的に見るととても重要となるので、ケアマネや家族らがいかに急かそうとも、慌ててはいけない。